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2020/07/10 豆知識ブログ

日本人のお風呂習慣ががん細胞をやっつける?

■癌細胞は毎日増殖する!


実は通常の細胞でない癌細胞の前段階の細胞は毎日、約3000~5000個も作られています。癌細胞にとって居心地の良い体内環境でいれば、この細胞はどんどんと活性され、癌細胞が増殖します。
しかし、この細胞を除去してくれるのが、免疫細胞です!免疫細胞と、癌細胞は簡単に言うと正反対の体内環境を好みます。


それでは、癌細胞を死滅させるにはどうしたら良いでしょうか?

■癌細胞を死滅させる方法とは?
沢山の情報がありますが、私たちが簡単にできる事は、「身体を温める事」です。

体温が1度上がると、免疫力は5~6倍になるという言われています。癌細胞の敵は、免疫細胞です。


温熱実験によって、がん細胞に有効なのは、「39度」と「42度」です。39度で悪性細胞は衰え始め、42度で死滅するという事です。



■日本人のお風呂習慣が癌細胞を殺すヒントとなった?


「身体を温めると癌細胞が死ぬ」という研究で話題になっているのは10年位前からです。実は、この方法は、第二次世界大戦後すぐに実験されて、明らかになっている事でした。その研究のヒントとなったのは、日本人の熱い風呂に入る習慣からでした。

第二次世界大戦前に、フランスの医師パスツール、ジョリエが実験し、その後、ドイツのアンリ・ランペール教授が2次大戦中に自分の腸チフスや兵士達の腸チフスを熱いお風呂(43度)に入らせる事で治してきました。彼は、熱いお風呂に入る習慣のある日本人の癌の発症率が他国と比較し20倍も低い事に注目し、研究しました。

その結果、ガン患者を36度のお風呂に入浴させ、徐々に温度を上げ、42度まで上げ、最終的に、体温が39度に上げると悪性細胞は衰えはじめ、42度で死滅する事を発見したのです。

■熱いお風呂で良い細胞に対する影響はないのか?
温熱で癌細胞を死滅させても、良い細胞まで死んでしまっては意味がありません。
しかし正常の細胞は、44度までは体温の上昇に耐えることでき、正常細胞は温かい温度で活性され、悪性細胞は、温かい温度で死滅していくのです。

(有名な癌細胞実験)
1978年に国立予防衛生研究所で、人間の子宮がん細胞を、32度~43度の間で温度に変化を与えながら、正常の細胞と比較いました。39.6度以上にした際に、癌細胞は10日間で全滅しました。
逆に、38.5度でマクロファジー(免疫細胞)はどんどんと活性されてゆきます。

■癌細胞が好きな物と嫌いな物


●癌細胞が好きな物


・低体温:体温が35℃になると、癌細胞は喜んで活性化します
・酸欠状態:酸素がない状態が癌細胞にとって最高な居心地です
・ストレス:ストレスが溜まると、敵である免疫細胞が弱まるので、癌細胞は増殖します


・高ブドウ糖:癌細胞は、糖質を使用して、エネルギーを作り増殖します。

②癌細胞が嫌いな物


・高体温:体内が熱い状態は、癌細胞にとっては敵です。逆に、免疫細胞は体内が熱くなる程、活性します。身体はできるだけ温めて下さい。


・酸素:体内が酸素で溢れていると、癌細胞は増殖するのが難しくなります。酸素は血流を良くするので、呼吸や運動で酸素を多く取り込んで下さい。


■癌細胞を一番簡単に死滅させる裏ワザとは?

ただ、一番簡単な方法は、「温熱療法」です。

HSP(ヒートショックプロテイン)はタンパク質の一種で、全ての細胞に存在します。このHSPは、免疫力を高めて、細胞を修復し強化してくれます。体温が上昇すると増加する性質を持ちます。一番効率良く増加させるには、お風呂に入る事です。

■癌細胞を死滅させるお風呂の入り方とは?
癌細胞は、、39度で悪性細胞は衰え始め、42度で死滅すると言いました。しかし、お風呂に浸かっても42度まで体温を上昇させていると、身体への負担が大きく逆効果です。免疫細胞が活性する38.5度まで体温を上昇させれば良いのです。これは、意外と簡単にできます。

●全身浴で入浴する事
首と腋下は、血管が太い為、熱が入りやすい箇所です。血液を全身に運び、深部体温を上昇させてくれます。

●お湯の温度は40度~42,3度にする。
この温度で10分間入浴すれば、体温は38度以上までは上がります。(*個人差があります)

これから来る猛暑は冷房で必要以上に体を冷やしてしまします…。

毎日の体のメンテナンスとして入浴や体を温めること習慣にして欲しいと思います!