正式名称は「イトオテルミー温熱刺激療法法」
小さな力で大きな効果が期待できる、90年の歴史と病態の改善の実績がある療法です。
*1929年にドイツ語で「イトオテルミー」と命名。イトオは発明者伊藤博士の姓を、
テルミーはギリシャ語を語源とする「Thermie-温熱」の療法を意味します。
初めて、この療法の名前を聞かる方も多いかと思います。
イトオテルミー温熱刺激療法は…
昭和4年(1929年)に伊藤金逸医学博士(1883~1969)が20年間に渡る、研究と実験を経て発明し、90年以上、様々な病態の改善に貢献してきた歴史と実績があります。
「イトオテルミー温熱刺激療法」はお灸とマッサージを組み合わせたような療法で、心地良い、ぬくもりと刺激で体全体に直接、施術を行い体の深部を温める療法です。
体を温め体温を上げることにより、病気と闘う力(免疫力)・傷ついた体を治す力(自然治癒力)を促進させる効果を、医学的観点から効果、効能が証明されている療法です。肩こり、腰痛などの症状から、胃腸の不調、神経症、病中、病後の疲労回復など様々な病態の改善への効果があります。
特殊な医療機器を使って全身を温めながら、撫でる、擦る(摩擦)軽圧(押す)などの方法で刺激することにより…
●皆さん自身が備えている、「病気と闘う力(免疫力)」、「傷ついた体を治す力(自然治癒力)」を向上させる療法です。
体が温まり血行が良くなると、体に良いことが始まります!
*血液が体の隅々まで行き渡り、温まった血液により筋肉がほぐれ、固くなった筋肉や組織が柔らかくなります。それにより肩こり、腰痛、また麻痺などで固くなってしまった筋肉がほぐれていきます。
*病気やウィルスと闘う細胞や、傷ついた体を治す細胞は高体温により活性化します。その結果、病気からの回復が早まり、病気に対して抵抗力が強くなります。
*血行が良くなると、肺から取り入れた酸素、食べたものの栄養素、また薬やサプリメントを服用している場合、その成分が体の隅々まで行き渡るようになり、疲労回復や病態の改善に効果があります。
*お灸との違い…お灸は一部だけを温めますが「イトオテルミー温熱刺激療法」は全身が温まります。
*ストーブなどの暖房器具との違い…暖房器具から離れてしまうと温かさが消えて体の芯まで温まりません。
「イトオテルミー温熱刺激療法」は体の芯まで温まります。
*お風呂、サウナとの違い…お風呂、サウナなどは出てから1時間位は温かいですが「イトオテルミー温熱刺激療法」は個人差はありますが半日以上、ポカポカと温かさが続くこともあります。
またサウナなどは、心臓、肝臓、腎臓などの内臓に疾患がある方、また神経の調整障害がある方は、禁忌とされていますが、イトオテルミー温熱刺激療法は、そのような症状がある方にも施術が可能で病状の改善に期待ができます。
イトオテルミー温熱刺激療法では、万年筆のような特殊な医療機器を使い直接、肌へ施術し高エネルギーの熱を体の深部へ伝えます。この医療機器は「冷温器」と言います。先端が丸みをおびていますので、滑らかなボールが体の上を転がるような、温かいぬくもりと、気持ちの良い刺激があります。また日本をはじめ、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスにおいて国際特許登録がされている管理医療機器です。
医療機器承認番号 20600BZZ00243A02
このお線香のような薬條(やくじょう)に火をつけて使用します。この薬條がイトオテルミー温熱刺激療法の熱元で「テルミー線」と言います。
もぐさ、ビャクダン、ミルラなど十数種類の鎮静、鎮痛、止血、利尿作用など広い薬理作用がある自然の植物成分から精製されています。
医療機器「冷温器」にテルミー線(薬條)をセットします。
テルミー線(薬條)に火を点けます。
火の点いたテルミー線(薬條)を医療機器「冷温器」の中にいれます。
医療機器「冷温器」で全身を1秒間に6CM~10CMを進む速さで、最大の臓器と言われる皮膚に撫でる・擦る(摩擦する)軽く圧を入れる(押す)など、様々の手技と心地良いと感じる温度で全身を温めます。更に痛みの原因と思われるところには、重ねて施術し痛みを取り除くように努めていきます。イトオテルミー温熱刺激療法の熱は、体の芯深くまで浸透し血液、内蔵器を温めて臓器の働きを良くし、更に体温を上昇させることにより、免疫力、自然治癒力を促進させます。
*テルミー線(薬條)の最高温度は880℃にもなる高エネルギーで、冷温器の最大温度は120℃になります。